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July 30, 2005

「アンナ・マデリーナ」

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「アンナ・マデリーナ」を見ました。金城武、ケリー・チャン、アーロン・クォックの。あらすじに触れてますので、気になる方はご注意下さい。

ピアノ調律師の金城武は、ある日仕事で行った家で別れ話をする男女に遭遇。泣く女と去ろうとする男。その男@アーロンは荷物もお金もほとんど持たずに、会ったばかりの武のアパートにするっと転がり込むのだった。

え、あら、なんで?あの金城武が、彫りが深くて背が高くて黒目がうるうるした男前の金城武が、ちっとも男前に見えません。むしろアーロンの方が素敵。いきいきしてて表情がくるくるっと変わって、うわ、かわいい〜。無職でお調子者で口が上手い、すごくすごく女性にモテる愛嬌たっぷりのキャラです。反対に金城君は内気な好青年。見事なくらいに男前オーラをかき消してます。

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金城君達のアパートに引っ越して来たケリーさんも、やがてアーロン君と恋仲に。引っ越し作業の途中のケリーさんを見かけて一目惚れしていた金城君は、でも実は戦う前に既にアーロン君に破れていたことを知ります。好きな女性は自分の友達を好きで、その友達はなんとも魅力的な男で、だから自分は二人の恋の行く末をじっと見ていることしかできなくて…という映画。金城君、こんなふうに普通の、もどかしいくらい奥手の青年の役も似合うのが意外でした。

でも映画の中で、金城君の書いた小説が映像化されてて、それに出て来る金城君は、おお、男前復活。やっぱりこちらが本来の姿。ケリーさんと金城君、骨格たくましい二人が並んだ姿は目に美しくとてもお似合いで自然なのです。アーロン君にオーラ負けしてたわけじゃなくて、抑えた演技で内気な青年を演じ分けてた金城君。さすが役者、オーラを出したり引っ込めたりが自由自在。

この映画、雑誌に「レスリー様も出ている」と書いてあったので、いつ出る?どこに出る?と楽しみにしてたんですが、最初わかりませんでした、あまりにも自然におじさんの役だったので。愛されてるのに気付かず、相手の女性の前で自分の家の子供の話なんかしちゃう無邪気に残酷なおじさん。この映画ではレスリー様、上手にオーラをしまい込んでおられたみたいで、私のレスリー様への扉はまだ開きませんでした。すみません。

出版社の女性社員、ピアノの置いてある店の太ったお姉さん、そして金城君、秘めた想いを抱えながら生きている人はここにもあそこにもいる。かと思ったら成就したかに見えた愛が崩れて別れて行く二人もいる。人は絶えず出会ったり別れたりしているけど、一瞬気持ちが通じ合うことがある、みたいなことがテーマなのかな(←自信なし)。私がこの映画を見て思い浮かべたのはあのテーマでした。「♪じーんせい 楽ありゃ 苦ーもあるさ〜」。ち、ちがう?

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Comments

オチが意外でした(笑)。映画、後半ちょっと「?」の感じがしないでもないですがそれはきっと武ちゃんの魅力にやられて意識が朦朧としていたのかも知れません。ギャップがすごいので。緑さん壷(?)のメガネ君だし~!!
>「秘めた想いを抱えながら生きる」
それって、ロマンチックです。みんな大切な秘密を持って毎日を過ごしているんだと思います。

金城武作品を見て思うのですが、彼はいつも走っている。きっと引きの演技/体全体で魅せる事にすごく長けている役者さんなのだと思います。大都会を疾走しても、大自然で駆けても、美しいです。あ、もちろんアップも!!

Posted by: めひじゃ | July 31, 2005 at 00:12

金城武が台湾と日本のハーフってホンと嬉しくなっちゃう 
こないだ「ラヴァーズ」を観たんだけど乗馬シーンがたくさんあってグッド! 役者が馬を上手に乗りこなせてるの見ると、私的に役者の株が上がるんです。  乗りこなせてるかが重要なのです。
スー達が馬に乗ってるの見てみたい、絶対絵になるよ

Posted by: 0325 | July 31, 2005 at 00:50

めひじゃさん>
確かにこの映画、後半が唐突な感じでしたね。
人を好きになったらすぱっと言える人ばっかりじゃなくて
言うに言えないで抱えてます〜っていうひっそりした感じが
映画っぽくなくて、普通で、逆にいいなと思いました。

今日、走ってる金城君を見ましたが、美しかったです〜。

0325さん>
私の初恋は台湾と日本のハーフの子だったんですが
金城君とは全然タイプがちがいます。
お父様とお母様が相当きれいな方なんだろうな。

「義経」見てたら乗馬シーンがよく出てきますが
さすが松平健、長いこと上様だっただけにお上手。
「貧窮」で仔仔が馬ひいてたけど乗るシーンはなかったような。

Posted by: | July 31, 2005 at 20:36

>初恋は台湾と日本のハーフの子だった
わ~お!そうだったんですか?なら台湾への思い入れはちょっと特別ではないでしょうか?
私の周りに台湾の人はいません。昔地元の大学で台湾からの留学生でカクさんという30代ぐらいの男性がいましたが、「なんて肌が赤黒い人なんだ・・・・」という印象でした。
台湾→初恋→「藍色夏恋」と連想。主演のチェン・ボーリン君は武ちゃん似だし、とても良い作品です。もし未見ならいつか是非。

Posted by: めひじゃ | July 31, 2005 at 21:24

金城君もいいですよね~。
この映画のレスリは見事にオーラを消しているので、
オチる前に見た時、気付きませんでした(笑)
一緒に出ている出版社の女性(アニタ・ユン)とのコンビの映画(「君さえいれば」)を見てからまた見ると、尚更同じ2人とは思えない映画なんですよ。
それにしても、台湾って良い男比率高いですよね(^^♪

Posted by: 東雲 | July 31, 2005 at 23:17

>めひじゃさん
カクさんを形容するのに赤黒いって(笑)。
よっぽどその印象が強かったんですね。どんな人なんだ。
チェン・ボーリン、優しい顔のハンサムですよね。
「藍色夏恋」見てみたいんですよ。タイトルが綺麗で惹かれます。
あ、ハーゲンダッツの小豆。ほんと傑作。すごい美味しかったです〜。

>東雲さん
レスリー様の扉の前に金城君が立ってました(笑)。
カッコいいですよね。落ちるまではいきませんでしたが。
私もレスリー様の出演には気付かなくて、あ、あの人?と思って
巻き戻して確認してしまいました。
「君さえいれば」でまた違う二人が見られるのですか。
いつか機会があるといいな。
地元のレンタル店で香港映画はほんのちょっぴりなので。
台湾の男前比率、高そう、確かに。
んでも、バラツキがありそうですね。

Posted by: | August 01, 2005 at 22:54

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