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December 20, 2005

「我愛香港」

「我愛香港」(服部貴子/文芸社)を読んでます。香港に語学留学した女性が書いてるんですが、なんかこの著者さん、私と似てる。私は外国で一人暮らしなんか度胸がなくて出来ないし、そんな向学心もないけど、もののとらえ方や感じ方に共感する部分が多くて、読んでてしみじみ。

たとえば。香港に来た頃、携帯電話を契約するのに電話をかけたら広東語がまったくわからなくて必要な書類が揃わずとても苦労したのに、一年後に今度は解約するのに電話をかけたらすらすら通じて、香港に来て初めて自分を褒めてあげたくなって大泣きした、とか。

たとえば。香港のスーパーで野菜がぐじゃぐじゃ、卵が割れたまま陳列されてるのを見てブルーになり、「なんでもっときちんとしないの!」「どうして並ばないの?」「どうしておつりをごまかすの?」「どうして謝らないの?」と香港に怒りが込み上げた、とか。

ものすごーく肩に力が入ってて、生真面目で、一生懸命な著者さんがいじらしくなってしまう。たぶん私、この本をずーっと昔に読んだことがあると思うの(←図書館で借りた本だけど表紙に見覚えがあるので)。でも、全然覚えてなかったし、っていうことは印象が薄かったんだと思うけど、今読むとものすごい面白い。まったく同じものが、出会う時期によって面白かったりもそうでなかったりもする。何にでも出会うべき時期があるのだなあと思います。

で、でね、あ、いいなあと思ったのは香港の街角でいろんなスターに会った話。友達との待ち合わせに遅れて急いでたとき、アパートのゲートをばーんと開けたら、そこにおとといVCDで見たばかりの俳優さんが着替えていたそうな。あまりに勢い良くゲートを開けた彼女に驚いてスタッフ達は驚いてたけれども、その俳優さんだけは全く動じず、優しく微笑んでくれたらしい。さすがスターだ…と思ったというエピソードが。そのスターさんはレスリー・チャン、そうあのレスリー様だったのです。

いいなあ。アパート出たらレスリー様。優しい微笑みって「あ、見たね?」みたいないたずらっぽいものだったのか、「ふふふ…」なセクシーな笑みだったのか、想像が広がります。慌てるスタッフ、微笑むレスリー様。なんだかスターな雰囲気の伝わる話だなと嬉しくなってしまいました。

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Comments

うわぁーこの方偶然レスリー様に会うっちゃうなんて夢の様だわ、どれだけ香港にコノヤローな目に会ってもレスリーに会えたんだからこの人は香港に謝謝だね 
あぁ若い頃香港に旅行に行った時、お金が余ったから部屋に気功のマッサージお願いして。おもいっきしボラれた体験あり。日系ホテルに泊まって日本語スタッフにお願いしたのに。スタッフよお前も結局、日本人嫌いなん?って哀しかった。でも今は何故ボラレタのかなんかわかります。 私も明星にいやレスリー、トニーに会いたかったなぁ

Posted by: 0325 | December 20, 2005 at 23:25

香港で街をよーく見てると結構何かのロケをしているところをよく見かけました。でも私がわかるようなスター様には会ったことがありません。「テレビドラマの○○で有名な人よ~~!!」
とか言われても香港のテレビドラマ見てないし・・・。

人の話を聞いてると普通に食堂で、レストランで、飲み屋で、ロケしてる道端で、スター様に会ったというのをよく聞くのになぁ。

神様、誰でもいいから”私が”知ってる人に会わせて~

Posted by: あすか | December 21, 2005 at 18:40

>0325さん
あ、著者さんは香港でこのやろーな目にも遭ってるけど、香港の人のパワーに励まされたり救われたりもしてるの。ほんと私の書き方だとぼこぼこな目に遭ったみたいだわね(笑)。
マッサージ頼んでボラレた?大変だったのね。日系ホテルでもそうなんだ?私も財布すられました。かなり凹んだよ。

>あすかちゃん
街が狭いからよくロケに行き当たるってこの本にも書いたよ。この本にはアニタ・ユン(背が高くて顔が小さくて女らしかったって)とかジャッキー・チュン(カメラを持ってたら「一緒に写真を撮りましょう」って言ってくれたんだって。ものすごく気を遣う人らしいよ)のことも書いてあった。
知ってるスターさんに会わないのね。今度香港に行く前にはトニー君に会えますようにと念じてみましょう。私も一緒に祈るよ。

Posted by: | December 21, 2005 at 21:44

私もこの本、図書館で偶然みつけて読んだんですよ。
「なんで並ばないの?」「どうしておつりをごまかすの?」
ああ・・・その気持ち、きっと自分も香港へ行ったら味わう
ものなんだろうな。とても共感できました。
それから「パッションライブ」の様子、「我」の訳詞を載せ
てくれているのに、ちょっと感動しました。

レスリーの事ちょこちょこと取り上げて下さるの、とても
嬉しいです^^ とても好き・・・私は新しいファンだから
誰かと一緒にライブに行ったり、新譜を心待ちにしたり
した時期がありません。なので、普段どれくらいファンか
など考えることもないんですよね。
他の人に言われて、ああすっかりファンらしくなりました
・・・と感じて可笑しくなるんです。

Posted by: newt | December 23, 2005 at 23:19

newtさんもこの本を?いい本だったですよね。
「我」の訳詞が出てるのにも感動しました。私、ちょっと前に落ち込んだときにこの「我」に励まされたんです。この曲、パッションで歌ってたんですね。ほ、欲しい〜。でも今日、今月のカードの明細が届いて思いとどまりました。ビンボーってイヤだわ。

私は亡くなってからレスリー様を知ったので、そう、今日のニュースを検索したりの楽しみがないんですよね。そして新作映画のキャンペーンとかもないから、日本のテレビで取り上げられたりも当然なくて、だから誰かとレスリー様について話したりすることもないのです。亡くなったスターのファンって寂しいなあ。でも、レスリー様映画はこれからも見ますので、newtさん、ときどき出て来て下さいませ。

Posted by: 緑‘ | December 24, 2005 at 18:54

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