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January 30, 2006

「スター・ランナー」

p1002995178あらすじに触れてますのでご注意を。「スター・ランナー」を見ました。この頃孝天に大きく傾いていた私ですが、やっぱりいい、ヴァネはいい。出て来た瞬間から愛らしいのです。トレーニングするヴァネが映ったとき、私小さく叫んでおりました。「きゃっ★」。冷めたかなと思った愛が一瞬で復活。鍛え上げた、でもいかつくない美しい体が画面で躍ってます。なんてきれいなんだこの人は。白くてなめらかな肌とぷっくりしたかわいい唇。なんていうのか、あれですね、幼稚園くらいの子供の美しさに似ている。すこやかであどけない美しさ。

そのあどけないヴァネが体張ってます。殴られ、蹴られ、ぶっ叩かれ、鼻血を出し、雨に打たれ。ヴァネがひどい目に合う度に、うううと拳を握りしめてしまいます。ヴァネが雨に打たれるところなんかね、もうお母さん心配で心配で。タオル持って走って行きたくてたまらなくなったわ〜。20代半ばなのになんてあどけないんだヴァネ。いつの間にか私を母の気持ちにさせる男ヴァネ。

で、私がこの映画で泣いちゃったのは(←泣いたのかよ!)ケンカしたみたいに別れたボンドのジムの仲間達が、コーチと二人で練習してる浜辺に現れるところ。コーチは体を壊しててぼろぼろなので、彼らがボンドの相手役を買って出てくれるんですね。たとえ行き違いがあったとしても友達はずっと友達だし、自分の限界に挑戦する人には誰もが優しい。

そう、この映画って「人間っていいな、あたたかいもんだな」と肯定的に描かれてる気がします。みんないい奴なのよ。恋のライバル(?)だった教授さえ、闘うボンドに声援を送る。そして格闘する相手も。闘いながらもお互いがお互いを「すごい奴だ」と敬愛し合ってる。清々しいです。

ただひとつすっきりしなかったのは、あれですね、最終戦。リングに倒れたボンドに駆け寄った先生が、カウントを始めたレフェリーを遮って言う「彼にもう一度チャンスを与えてあげて」。あんなことをしなくてもボンドは立ち上がるし、もしも立ち上がれないならそれもいいんです。勝負はそういうものだし、そんな厳しい世界にいるからこそ闘う男達は美しい。試合の後の、留学だの不倫彼と別れただのも要らない気がします。

あ、かわいくてきれいなだけじゃなくて格闘シーンもすばらしいの。筋肉モリモリのアクション俳優さん達に混じっても決してひけをとらないヴァネの体と動き。普段はダンスや歌や演技をしている人が、これほどやってくれるなんて。語らない、見せない努力をどれほど重ねてきたんだろう。静かにやり通して鮮やかに結果を見せてくれるヴァネ、やっぱりあなたはすごい。またヴァネに惚れ直してしまった映画なのでした。

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Comments

泣いたんですか!?う~ん、私は鼻血がぶーでしたが・・・・。あのサンドイッチの”食い方”がね~、もうどうします?って言うぐらい可愛かったです。3口ぐらいで完食じゃなかったですか?

Posted by: めひじゃ | January 31, 2006 at 18:17

そういえばめひじゃさん、前にコメントで書いておられましたよね、鼻血ブーだったって。サンドイッチを三口で食うシーン?すみません、覚えてません。私はいったい何を見てたんだろ。今度見るときはじっくり検証してみますわ。

私は次々と仲間がやって来るところでうるっとなったのですが、それってたぶん「この映画に出て来る人達ってあったかいわ〜」と感じたからだと思います。私、この「人間って捨てたもんじゃないなあ」に弱いの。本でも何でも、見た後にふわっと希望が湧いて来るようなのが好き。

Posted by: | February 01, 2006 at 00:05

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